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浜松出張 ⑤
続き


日も暮れて真っ暗な中、浜松を出発。
来る時と車重が明らかに違うので、高速ではアクセルを結構踏み込む。
あと、金魚を乗せてる時の急ブレーキは厳禁。走行にも結構気を使う。
冷たい袋に圧迫される2人。もっとでかい車で来れば良かったと店長共々後悔。

運転中、極度の疲労で頻繁に眠気が襲う。最初は大声で歌ったりして睡魔と闘っていたが、徐々にその効力が薄れてきた。
もう限界だ。
「店長、居眠り運転しそうです。助けて~」
「足柄SAに銭湯があるからそこまで我慢して」
幸いあと少しだったので、気力を振り絞り何とか辿り着いた。
二人でフラフラしながら銭湯に向かう。

入浴・・・。

生き返るとはこの事だ。風呂がこんなに疲労を回復させてくれるとは驚き。
途中、仮眠をとったとしてもあそこまで回復しただろうか。
(このような場合、私は仮眠より入浴をお薦めします)

店長が一人でこのハードスケジュールをこなせる理由が何となく分かった。
帰りはいつもここで入浴していたらしい。
今回は2人だったから良かったようなもの、単独出張であの銭湯が無かったら100匹以上の金魚もろとも死んでたと思う。

シーズン中、店長はブリーダー訪問やら品評会訪問やらで、ほぼ毎週出張している。浜松はまだ近い方。愛知や大阪にも車で向かう。岡山にも車で出張したことがあるらしい。

一人で、
日帰りで、
早朝発・深夜着で、
夏はこれに慢性的な渋滞も加わる。

22時、やっと店到着。これでも早い方。

この過酷さを実体験すると、帰りが遅いとかなかなか電話に出ないとか文句はもう言えなくなる。

恐れ入りました店長!
これから私は店長にもっとやさしくなろうと思います。(終)


<追記>
現在、従業員募集中!
この恐怖の出張にも音を上げないと自信を持って言える方は是非ご連絡を。
by kinhitostaf | 2009-01-22 18:34 | 日記
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